製品ができるまで
製品ができるまでを簡単にご紹介いたします。製品の形状、数量にもよりますが、受注から発送までこの一連の工程が概ね3〜4日で短い時は半日程度、長い時は1〜2週間位かかります。
製品製造の流れ
その(1) 図面の確認
FAXや添付ファイルなどを通してお預かりした図面から見積もりをし、それが決まってご注文を頂いた後は図面の確認から始めます。
まず、製作する機械を決め、材料を手配します。次に、必要であれば、ドリル、エンドミルなどの工具も手配し、段取りに備えます。
その (2) 機械の段取り
つぎに、機械の段取りに入ります。
大きく分けるとソフトの部分とハードの部分があり、
ソフトの部分ではプログラムを組み、ハードの部分では刃物や材料を機械にセットします。
その(3) 試作
段取りが終わると、いよいよ試作に入ります。
プログラムを組んで、刃物(バイト)をしたからと言ってすぐスタート出来る訳ではありません。
プログラムミスがあれば刃物が材料や機械自体にぶつかってしまいますし、刃物設置位置が間違っていれば、大変なことになってしまいます。
そういうミスを防ぐため、一度目視で材料なしで空運転させて確認してから、材料をいれて実際に削り、投影機やマイクロメーターで測定しつつ、修正すべきところは修正してから、開始となるわけです。
その(4) 製作開始
段取りが終わって、図面どうりのものになっているか確認した後、いよいよスタートです。
自動盤といわれるだけに、後は自動に、というわけでなく、機械の動かし始めは ”熱変位”があるので寸法がすこしづつ変化していきます。
それを図面の寸法公差内におさめるよう、修正を加えていきます。
ある程度、時間が経過すると熱変位もおさまり、寸法も安定してくるので、出来てくる品物を時々チェックしながら数量ができるまで運転します。
その (5) 洗浄
品物の数が所要数に達すると、機械が教えてくれますので、運転を止め、
一度、遠心分離機で脱脂をし、その後、灯油で洗浄します。(灯油も時間の経過とともに汚くなってきますので、廃油として業者に処分依頼します)
品物の数が所要数に達すると、機械が教えてくれますので、運転を止め、
一度、遠心分離機で脱脂をし、その後、灯油で洗浄します。(灯油も時間の経過とともに汚くなってきますので、廃油として業者に処分依頼します)
その (6) 脱脂
灯油で洗浄した製品は再度、遠心分離機にかけて脱脂します。回転が早いので、品物どうしがぶつかって打痕ができるので、布を巻いて回転させます。
遠心分離機は金属切粉を脱脂するときと品物を脱脂するときに使います。
その (7) 研磨
この工程は磁性の無いものに限られます。
SUS303、304,316などの製品はすべてこれで処理します。
その (8) 検査
あらゆる工程の中で一番重要な工程です。
作業の大半はこれに費やされます。
マイクロメーター、測長機、投影機・・・
様々な部分を各種測定器具を使いながら、不良品はないか、チェックします。
中には±3ミクロンとか厳しい品物があって、全数検査することも珍しくはないです。
あらゆる工程の中で一番重要な工程です。
作業の大半はこれに費やされます。
マイクロメーター、測長機、投影機・・・
様々な部分を各種測定器具を使いながら、不良品はないか、チェックします。
中には±3ミクロンとか厳しい品物があって、全数検査することも珍しくはないです。
その (9) 出荷
検査が終わると、数量をカウントし袋詰めしラベルを貼ります。
必要なお客様には検査成績書、材料証明書などを入れて宅急便にて出荷します。
検査が終わると、数量をカウントし袋詰めしラベルを貼ります。
必要なお客様には検査成績書、材料証明書などを入れて宅急便にて出荷します。